こんにちは、スタジオ・チッタです。

スタジオ・チッタでは標準となっている「長期優良住宅」。

本日は、「長期優良住宅」とはどのような住宅なのかについてお話したいと思います。

「長期優良住宅」の生まれた背景

 

まずは、「長期優良住宅」という制度ができた背景についてお話しします。

日本の住宅は第二次世界大戦で大きく変化しました。

戦前の民家は、その土地の材料を使用してその土地の気候風土を生かした土着的なもので、メンテナンスをしながら代々住み続け、家を守っていきました。

戦後の高度経済成長により、都市への移住と核家族化が進み、団地やニュータウンなど次々と開発され、工業化住宅の普及と共に同じような街並みが日本全国に広がっていきました。

日本経済の成長と共に、新しいものこそが優れているという風潮もあり、古い建物を取り壊し、新しい建物を建てるという動きが日本全国で加速しました。

21世紀になると、地球温暖化や環境破壊などの問題に対して私たちの意識も変化し、20世紀の「つくっては壊す」フロー消費型社会から「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」ストック型社会への転換が急務となりました。

「量」の確保から「質」の向上への変革をして住宅の長寿命化をしていくという政府の方針で「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が2009年に施工され、長期優良住宅認定制度が開始されました。

具体的には、長期にわたり良好な状態で使用するために、大きく分けて以下のような措置が講じられている住宅を指します。

①長期に使用するための構造及び設備を有していること

②居住環境等への配慮を行っていること

③一定面積以上の住戸面積を有していること

④維持保全の期間、方法を定めていること

⑤自然災害への配慮を行っていること

≪出典：一般社団法人　住宅性能評価・表示協会≫

 

「長期優良住宅」のメリット

 

続いて、長期優良住宅にはどのようなメリットがあるかについてお話しします。

長期優良住宅のメリットは、住宅の性能が向上することにより、快適かつ安心な建物に暮らすことができ、次の世代も住み続けられるようになることです。

さらに、長期優良住宅の認定を受けたお住まいでは、税金等の優遇が受けられるというメリットもあります。

2024年10月時点で、利用できる主な優遇制度はこちらです。

〇税制特例

・住宅ローン減税

限度額最大5,000万円に引上げ（子育て世帯・若者夫婦世帯の場合）

・不動産取得税

控除額が1,300万円に引上げ

・登録免許税

税率が引下げ

・固定資産税

減税期間が2年間延長

〇補助金制度

・子育てエコホーム支援事業

補助額が100万円に引上げ

〇融資

・フラット35S

Aプランと維持保全型の適用で金利1.0％（当初5年間）引下げ（フラット35子育てプラス利用）

≪出典：住宅金融支援機構≫

〇保険

・地震保険料

地震保険の保険料が50％割引

 

このように、長期優良住宅は、建物本体の性能が高いだけでなく、住んでいる方への経済的メリットがたくさんある制度です。

スタジオ・チッタの注文住宅では、長期優良住宅を標準としています。

家づくりをご検討される際は、スタジオ・チッタで長期優良住宅認定の住まいを作りませんか？

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