こんにちは、スタジオ・チッタです。

梅雨らしさを感じ始めたのも束の間、気づけば気温はぐんぐん上がり、まるで夏のような陽気が続いています。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか？

今回は、「造作洗面」ができるまでについてお話しします。

 

▷施工事例「case study house」

 

二つとないオリジナルのお住まいを作り上げる、スタジオ・チッタの家づくり。

洗面台ひとつとっても、暮らし方や好みに合わせて、デザイナーとお客様が一緒に“理想のかたち”を考えていきます。

素材やサイズ、収納量までオーダーメイドで決められるのが、造作洗面の魅力です。

今回は、その理想のかたちが、現場でどのように組み上がっていくのかをご紹介します。

職人たちが現場で行っている確認や工夫の一部を、実際の写真とともにお届けします。

お客様の理想を図面に落とし込む

▷施工事例「Greige」

 

造作洗面の制作は、まずはお客様との打ち合わせから始まります。

スタジオ・チッタでは、お客様のライフスタイルや好みに合わせて、使い方や収納量、デザインの方向性などを丁寧にヒアリング。

その内容をもとに、デザイナーが図面を作成し、理想のかたちを具体化していきます。

完成した図面は、現場へと引き継がれ、職人たちによる施工の準備が始まります。

 

図面をもとに現場で細かくチェック

▷施工事例「Sheer House」

 

図面上で表現された設計を、現場で正確にかたちにするには、いくつもの確認作業が欠かせません。

洗面ボウルや水栓の仕様に合わせて開口位置を割り出して施工図に起こし、様々な要素を確認します。

・洗面カウンター下に設置する固定棚が排水管と干渉しないか

・固定棚の設置後でも床に給排水の穴を開けられるか、高さを含めた確認

・建物全体との取り合いで、給排水ルートに問題がないか

・洗面台やミラーキャビネットの取付位置に十分な下地があるか

・ミラーキャビネットの扉とタオルバーが干渉しないか

など、お客様とデザイナーが計画した通りの造作洗面を実現し、快適に使えるように十分にチェックします。

こうした確認を経て、初めて「図面通りにつくること」が実現可能になります。

 

計画をカタチにする丁寧な施工

▷施工事例「囲む平屋」

 

事前の確認を経て、いよいよ施工が始まります。

洗面カウンターへの開口加工をはじめ、棚や配管まわりの取り合い調整、設備機器の取り付けまで、図面通りに仕上げるには、細やかで丁寧な作業が欠かせません。

たとえば、壁面をタイル仕上げにする場合、鏡を直接取り付けるとタイルが割れてしまうことがあります。

そのため、鏡が取り付く範囲にはあらかじめタイルよりやや厚いベニヤ板を仕込んでおくことで、安全に固定できる下地を確保します。

こうした処理も、図面段階での計画に沿って現場にしっかりと反映されています。

また、造作洗面の施工には、大工・設備・電気・内装など多くの職種が関わるため、作業の順序は現場ごとに異なります。

各工程がスムーズに進み、丁寧に仕上げることができるよう、予定を調整しながら現場に最適なかたちで柔軟に対応していきます。

その他の施工事例も多数公開中！

いかがでしたでしょうか？

今回は、「造作洗面ができるまで」のプロセスをご紹介しました。

お客様との打ち合わせから始まり、デザインの計画、現場での細やかな確認、そして丁寧な施工まで——洗面台ひとつにも、たくさんの工程と想いが込められています。

家づくりをお考えの方は、ぜひこうした“つくりかた”の裏側にも注目してみてくださいね。

下記のページでは、洗面の施工事例写真をご覧いただけます。

家づくりの参考に、ぜひチェックしてみてください。

▽洗面の施工事例写真はこちら

 

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