こんにちは、スタジオ・チッタです。

朝晩の風の冷たさに季節の移ろいを感じる今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回は、スイスの山間で出会ったかわいい建物をご紹介します。

童話のような佇まい

スイスといえば豊かな自然。

今回は、グリンデルワルドからロープウェーでマンリッヘンへ、そしてクライネ・シャイデックへと続くハイキングコースを訪れました。

山間にぽつんぽつんと佇む建築は、「アルプスの少女ハイジ」に出てくる家そのもの。

まるで童話に出てくるような佇まいでした。

しかし、その“かわいらしさ”は見た目だけを整えるために生まれたものではありません。

暮らしの知恵と環境への適応など、様々な要素が関わり合って美しい建築が生まれています。

機能が形をつくる、アルプスの家

アルプスの景色は惚れ惚れする美しさですが、雨や雪が多く、冬の寒さも厳しい気候です。

建物の下部は石造や白い漆喰の壁でしっかりと地面を受け止める構造となっており、その上に木造部分を重ねています。

これは、地面に近いところを石造とすることで雨や雪解け水の影響を抑えつつ、上部には調湿効果に優れる木を使うことで湿気対策をする仕組みです。

屋根は急勾配となっており、厚みのある木板やスレートを幾重にも重ねる納まりとなっています。

これは、積もった雪を自然に滑り落とし、過度な荷重を逃しながら雨仕舞いの性能を高めるための工夫です。

こうした工夫の積み重ねが、風景にやさしく溶け込む佇まいを生み、機能がそのまま美しさへとつながっています。

帰り道に立ち寄ったチューリッヒの街では、また異なる表情の建築に出会いました。

石畳とカラフルな外壁がつくる景観も、やはり土地の気候や文化に根ざした必然のデザイン。

どの建物にも「理由のある美しさ」がありました。

モデルハウス2棟が新登場！

素材の特性を理解し、気候や地形に合わせた快適で美しい住まいをつくる。

そんな家づくりのあり方は、私たちが大切にしている考え方にも通じています。

スタジオ・チッタでは、千葉県千葉市中央区生実町「OYUMI LIFE DESIGN Village」内に、新しくモデルハウス2棟が誕生しました。

グランドオープンに先駆けて、10月18日（土）・19日（日）の2日間限定で、設計士が直接ご案内する「プレオープン見学会」を開催いたします。

■燕庭の家

空に庭を持つ、新提案モデルハウス。

2階リビングは、プライバシーを守りながら光や風を取り込める一方で、庭や土といった地面とのつながりが薄くなりがち。

その課題に応えるため「空にもうひとつの庭」を持ち上げた住まいです。

〈燕庭の家〉は、空と大地、自然と人をやさしく結びながら、「巣をつくるように住まいを育む」ことを楽しめる、新しい二階リビングのかたちです。

▽詳細・ご予約はこちらから

■FRAMES 3×4+ONE

3×4のベースプランに〈+ONE〉の空間を加えて生まれた、FRAMES初のモデルハウス。

合理的な動線とコンパクトなサイズ感をベースに「SANKAKU×軒」のかたちを採用し、街並みにやさしく馴染む姿をデザインしました。

インテリアコンセプトは「COZY」として、シンプルでありながら心地よく過ごせる空間に仕上げています。

▽詳細・ご予約はこちらから

 

現地では、設計士が直接ご案内いたします。

モデルハウスを見ながら設計士に直接質問できる機会となっております。

ご予約の上、是非お気軽にお越しくださいませ。