【西原町O様邸】安全な土台作り!石垣・高低差・セットバックを乗り越える先行外構工事
みなさまこんにちは!
Studio Citta(スタジオ・チッタ)沖縄支店 支店長の橋本です。
本日は、西原町O様邸の現場の様子をご紹介します!
いよいよ建築がスタートするO様邸ですが、実は本格的な工事に入る前に、どうしても解決しなければならない「ある問題」がありました。
それは、沖縄の土地探しや家づくりで直面することの多い「セットバック」です。

そもそも「セットバック」ってなに?
建築におけるセットバックとは、簡単に言うと「土地の境界線や道路から、一定の距離を後ろに下げて建物を建てること」です。
これは建築基準法という法律で義務付けられている大切なルールです。
なかでも一番多いのが、「道路の幅を広げるためのセットバック(2項道路)」です。
日本の法律では、救急車や消防車などの緊急車両がスムーズに通れるよう「家を建てる土地は、幅4メートル以上の道路に接していなければならない」という大原則があります。
しかし、昔ながらの住宅街には、幅が4メートルに満たない道路がたくさん残っています。

どうやって解決するの?
道路をいきなり広げるのは難しいため、新しく家を建てる・建て替えるタイミングで、みんなで少しずつ土地を出し合って、将来的に4メートルの道路にしていこう!というルールになっています。
具体的には、道路の中心線から2メートル後退(セットバック)した線が、新しい道路の境界線になります。
つまり、自分の敷地の一部を「将来の道路」として差し出す形になるのです。
⚠️ セットバックの注意点
・セットバックした部分の土地には、家はもちろん、門や塀、花壇、駐車場なども作ることができません。
・その分の面積は「敷地面積」から除外されるため、建てられる家が当初の予定より小さくなってしまうことがあります。
西原町O様邸の課題:石垣 × 高低差 × セットバック
今回のO様邸の難所は、石垣+高低差+セットバック+上水道引込工事という複数の課題が重なっていた点です。

写真をご覧いただくと分かる通り、セットバックが必要な道路に対して大きな高低差があり、しかもその土台が古い石垣になっている状態でした。
こうした特殊なケースでは、ただ建物を建てるだけでなく、建築主事(行政の審査機関)や関係省庁と何度も相談を重ね、安全かつ法律をクリアできる方法を慎重に探さなければなりません。
今回はしっかりと建築基準法を遵守し、土台を強固にするために「型枠ブロック」を用いて施工することに決定しました!

頑丈なブロックが積まれ、しっかりと安全な土台が作られています。
お客様と二人三脚で進める家づくり
実はO様とは土地探しの段階からご相談を受けていたため、このセットバックや工事のリスクについては、事前に丁寧にご説明をさせていただいておりました。
とはいえ、実際の施工方法については、建築主事の指示を仰ぎながら慎重に進める必要があります。
途中で施工方法の変更を余儀なくされたり、土を掘ってみて初めて想定外の問題が起きたりすることも少なくありません。
O様の理想の住まいに向けて、まずはこの大切な土台づくり 先行外構工事から、安全第一でしっかりと進めてまいります!
次回は上棟の様子をご紹介する予定です。
お楽しみに!
