Works
2階建て
層景

- 所在地
- 神奈川県横浜市泉区
- 居住者構成
- ご夫婦+子ども2人
- 敷地面積
- 125.22m²
- 延床面積
- 108.47m²
- 本体価格
- ―
- C値・UA値
- C値0.31cm²/m² UA値0.45W/m²・K





その地形が生み出す「段差」そのものを、暮らしの構成へと置き換えた設計としました。
地面に近い1階は、暮らしの土台となる静謐な階層です。
生活に不可欠な機能をここに集約し、日常の営みを足元から静かに支える場所として定めました。
そこから階段を上がると一段ごとに視線は高さを増し、空間の性格はプライベートな静けさから開放へと切り替わっていきます。
辿り着いた2階は、空や光、風といった自然の要素を内部へと取り込むための場所です。
ここには壁による仕切りではなく、床の高さの違いによって領域を分かつLDKを配置しました。
料理をする、食事を愉しむ、ソファでくつろぐ、そしてバルコニーで風を感じる。
ひとつながりの空間でありながら、段差がもたらすわずかな視線のズレが、それぞれの居場所と時間の質を緩やかに、しかし明確に切り替えていきます。
段差によって機能を分けながら、ひとつながりの空間を構成しています。
暮らしとは、平坦な時間の連続ではなく、経験や記憶を層のように積み重ねていくものです。
段を上がるごとに心のモードが整い、日常の風景が少しずつ更新されていく。
重なり合いながら、ひとつ上の時間へと進んでいく。
そのものをデザインした、日常を一段ずつ積み上げていくための住まいです。